陰キャは魚を捌け
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陰キャに一番あっている趣味を教えよう。
料理だ。
一人でできるし、家出できるし、金はかからないし、満足度も高い。
陰キャのみんな、俺と一緒に魚を捌こう。魚をさばけるようになると、家でうまい魚が食える。
うまい魚は、心が幸せになるのには十分だ。
やったことが無いから無理?いや俺だって魚なんか捌いたことなかったよ。料理の最終学歴は、中学の家庭科だ。
これだけの情報社会だぞ。今弄ってるスマホで少し検索すれば、初心者でもわかりやすい魚のさばき方講座が出てくる。
初心者が捌くにオススメな魚は、アジだ。アジは鱗が無いから、さばきやすい。まるで陰キャみたいだな。
え、そんなことない?うるせえ○ね。
そうと決まればスーパーで安いアジを買ってこよう。割引されてるとなおいい。
なお、アジからはくっせえ液体とか物体が出るから、必ず脇にゴミ袋を用意しよう。まあアジに限らず全ての有機物はそんな感じだ。俺もだ。
これくらいの大きさだ。思ったよりでかいか?俺の中指が。
うじうじしてても仕方ないんだ、切らなきゃ魚は捌けない。つまらないこと考えるのはやめて、一思いに包丁を入れよう。
記念すべき第1刀は、ここだ。クビの付け根に骨がある。それを断ち切る。躊躇しては、いけない。
逆側も同じように入れる。そうすると、こんな感じで頭が取れる。
首の皮一枚で繋がるってのはこういうことだな。そうしたら次は、内臓を洗う。頭をとると中からぐちゃぐちゃした奴が出てくるから、それを流水で流す。
綺麗に流すんだぞ。残しちゃいけない。内臓に旨味がある、なんてカッコつけたのは初心者の俺らには早い。
これで下準備は完了。いよいよ捌いていくぞ。3枚おろしだ。
3枚おろしの3枚ってのは、上身と下身と中骨のことだ。わかりやすく人間に例えると、左半身右半身背骨。わかったかな?
アジの背中にはキッツイ棘がついてる。棘が似合うのは可愛いあの子だけで十分だ。怪我しないよう気をつけてくれ。
背びれのすぐ横、2mmくらい隣のところに包丁を入れる。この辺はちゃんと調べてくれたらいいが、要するに上半分を背骨に沿って分けていくだけだ。
これだけなら誰でも理解できるが、いざやると難しい。いうは易し、俺の本名はたかしってな。いや違うんだけどね。
おなか側からも包丁を入れる。しゃりしゃり。
そうすると...
いっちょあがり。何にも知らない俺でも、これくらいはできる。ということは、みんなもできる。
ちなみに、尻尾のところは無理やり引き剝がさず、包丁で切ろう。さもないと、切り落とされるのはお前の指になるぞ。
ほい。反対側の下身も同じように捌けば、あっという間に3枚おろした。3枚におろせる陰キャって、よくないか? 陰キャ界なら上の下くらいを狙えるぞ。
あとは、腹骨を取ろう。
腹骨はこの間に入ってる骨だ。いわゆるあばら骨と同じだ。
めんどくさければ取らなくてもいいが、喉の保険には入っておいたほうがいいぞ。
あと、アジの場合、中骨はまじで取らんでもとってもどっちでもいい。
そしたら、皮をむく。
アジの皮は手で優しくむくことができる。優しくだぞ。痛くしないようにな。
エロいことを想像した奴、友達になろう。
ここまできたら、あとは好きにすればいい。今回はアジのなめろうにした。
なめろうはエロいワードでもなんでもないから、エロいこと想像したやつは無知を恥じれ。
味噌やしょうが、こねぎなどをおもむろに加える。分量は心のコンパスで計れ。コンパスじゃ調味料計れねえか。
いずれにせよ、完成だ。
どうだ、アジのなめろうだ。小洒落た居酒屋なら598円(税抜)くらいの値段だと思うぞ、我ながら。
もしアルコールを飲んでいい年齢なら、ビールなんかを用意するといい。気取ったのじゃなく、安い発泡酒がいい。もちろん、コーラを合わせたってうまいぞ。
安い魚と安い酒、それが一番うまい。
陰キャのみんな、サバを捌け。
いやアジじゃなかったんかい!!
終わりです。
※こういう意味わからん記事が好きな陰キャの方は、こちらも気にいるかもしれません。知りません。