原宿のサーモン丼専門店『熊だ』のせんべろは本当にベロベロになるから怖い
「せんべろ」
いわゆる「1000円でベロベロになるまで飲める」の略である。
金はないが、酒はしこたま飲みたい。
そういう考えを持った、俺らのような低所得者酒クズにとってせんべろは救い、希望、オアシスだ。
しかし、せんべろというワードが人口に膾炙するにつれて、質の悪いいわゆる「エセせんべろ」のような店が増えてしまったのもまた事実。
まずいおつまみと薄い酒でせんべろと謳い、社会的弱者(酒クズたち)からなけなしの金を毟り取る。血も涙もない。
世はまさに、大せんべろ時代。
"ホンモノ"を探し求める酒クズ達はさながらゾンビ、それとも迷える子羊か。
そんな酒クズゾンビの皆さんに、今日は"ホンモノ"を紹介したいと思う。導きの光足らんことを。
サーモン丼専門店『熊だ』
原宿駅から徒歩10分程度の所にある、サーモン丼専門店『熊だ』である。
原宿といえば、タピオカとファッションの発信地だ。俺が熊だに行った日も、通りはJKと外国人とりゅうちぇるの亜種みたいなやつでごった返していた。
酒クズとは縁遠い、おしゃれな街並み。
竹下通りを抜けて、表参道の方に歩くこと10分。
サーモン丼専門店『熊だ』は洒落たアパレルショップの地下にある。
ちなみに、「これを記事にするか」と思い立ったのが店内に着席してからだったので、外観の写真は撮れていない。
店内はかなり綺麗で、おしゃれなカフェのようだった。先客はイカツイファッションの男女1組と、身綺麗なサラリーマンらしきおっさん1人。
みな、お行儀よくサーモン丼を頬張っている。
本当にこんなところでせんべろなんてやっているのだろうか...
酒クズの心に、一抹の不安が。
せんべろメニュー
やってた〜〜〜〜〜〜〜すげ〜〜〜せんべろだ〜〜〜
簡単にシステムを説明すると、1000円でおつまみ3品と点棒4本がきます。
さらに、無料でチンチロができて、その結果によって0〜3本の点棒が追加されます。
点棒は一本からお酒や他のおつまみに交換できます。4本は必ずもらえるので、全て酒につぎ込めば4杯飲める!
というわけで私も意気揚々とチンチロさせていただいたところ、なんとワンペア!点棒が1本追加されました。
計5本の点棒を手に入れました。酒クズとしては、やはり、全て酒につぎ込みたいところ...
1本目の点棒を店員さんにわたして、ハイボールを注文します。
おつまみ
おつまみ3品のうち、2品がすぐ出てきました。
ザーサイと、枝豆です。ザーサイはさっぱり目の味付けで美味しかった。
残り1品は鮭のハラス焼きで、焼き時間に15分くらいかかるとのこと。
ハラスは最高だな〜と考えつつ、とりあえずハイボールを流し込みます。
うっめ〜〜〜〜〜〜。酒うま。
サーモン丼
ディナー時間帯でも、ランチ用の丼メニューも健在。イチオシであるサーモン丼も注文できます。
一緒に行ったニート仲間(ニートは暇なので割と平日でも酒を飲みに行ける)が、炙りサーモン丼を注文していました。
「うめすぎる〜〜〜」と言っていたので、美味いんだと思います。
丼には無料で〆のお茶漬けが付いてきます。
濃いめのハイボール
話をせんべろに戻しますと、なんと2杯目以降は無料で『濃いめ』が注文できるとのこと。
「同じ値段なら度数が高い方を選べ」
酒クズなら義務教育で習得する心得です。迷わず濃いめで注文しました。
これが濃い。マジで濃い。
びっくりしちゃった。本当にそんな濃いのね、みたいな濃さ。
マンモス居酒屋の濃いめでは絶対出てこないレベルの濃さ。
店に来る前にビールを飲んでたこともあり、この2杯目の濃いめでかなり酔ってしまい、そのあとのことはうろ覚えなのですが...
多分もう1杯濃いめ飲んで、残り2本の展望でポテサラ注文したと思います。
写真はもちろん撮れてませんが、ポテサラにいくら乗っててびびった記憶があるので多分そう。
ニートは茶漬けを食って、「うめすぎる〜〜〜〜」と言ってました。
美味いんだと思います。
残り一品のおつまみ、鮭のハラス焼き
むちゃくちゃうまかった。
総評
マジでコスパすごい、せんべろで酒飲みきれないの初めて。
また絶対行って、今度は4杯飲みきりたいです。
酒にステータス降ってる系せんべろでは最高峰かもしれない。
接客もいいし、店内も綺麗でおしゃれ。普通にデートに使える。
最高デェス!