【19日目】陰キャの日本一周記【山口】
結論から言うと、雨のバイクはやめたほうがいいというのが4月29日の学びである。
こんにちは、こたけと申すものでございます。大学を一年間やすんでバイクで日本を回っています。昨日は博多でベロベロに飲んでました。日本一周...?
いつもはこの後に「さて、今日の目的地は...」とか書くんですが、もう今日は嫌だ。疲れた。端的にまとめたい。決めた、今日のエントリは1000字と言う字数制限を設けて、最高の要約でお届けする。俺ならできる。
目的地は山口市だった。今日は博多を出て、山口県の山口市に向かうつもりだった。
博多を出てからわかったが、どうやら世間はGWだか10連休だからしい。道が混んでいてクソである。こちとら365連休とってるんだぞ。
そこのけそこのけ私が通るぞ!と言わんばかりにブイブイ進んでいくと、九州ー山口間のトンネルで全身整形しましたみたいな日産フェアレディZに煽られた。めちゃめちゃ怖かった。
山口に入ったくらいからだった、雨が降り出したのは。でも最初はあんまり強い雨じゃなかった。だから、とりあえずファミマに入って休憩スペースで作業した。まだ17時もいってなかった。2時間で山口市まで着く予定だったから、19時くらいに出て21時ごろつけば、ネカフェの値段も浮くと思った。
これが誤算だった。
19時にファミマを出る、豪雨。ナビが示すのは、バイパス。バイパスは街灯がない。四輪は70kmくらいで飛ばしていく。風速8m。
車体は右に左に揺さぶられる。対向車のヘッドライトが僕とすれ違うたびに、ヘルメットについた無数の水滴に反射して、僕の視界が真っ白になる。綺麗な死の光。ホワイトアウト。
途中からは、前の車のテールランプだけを頼りに走っていた。どこが車線なのか一切わからなくなった。前の車に追いつけなくなった時、もう無理だと思った。理性的な判断ができてよかった。サンクコストに打ち勝てた。
バイパスを降りて、知らない街に降りた。安堵感で全身が弛緩する。マジで死ぬかと思った。死ななくてよかった。
ついたのは、名も知らぬ駅。
新幹線は止まってるっぽいが、駅前にはコンビニ一つない。駅から降りてくる人は、キャリーケースを引いて、何人かで固まって楽しそうだ。
雨は強くなるばかりで、身動き一つ取れない。僕はこれからどうなるのだろうか。
と思っていたけど、意外と1時間くらいで雨は弱まって、普通に快活クラブ行ったわw以上こたけ。