拝啓〇〇様

ほかの誰でもない、誰かに向けて

愛知県犬山のリトルワールドで興奮しよう

みなさんこんばんは、こたけです。11/23-25の3日間、我らが東京大学では駒場祭という学園祭が私こたけが通う駒場キャンパスにて行われていました。狭いし臭いし見所がないキャンパスが好きだという奇特な方がいらっしゃいましたらぴったりかと思われますので是非来年行ってみてください。

 

あいにく僕はそのようなフェチズムを持ち合わせていないので、当然のようにこの祭りには行きませんでした。ただこのお祭りにもいいところがあって、それは期間中+前後1日ずつ授業が休みになることです。

 

そんな前置きがあり、学園祭がくれたこの休みを利用して友人に会いに2泊3日で岐阜に行ってきました。夜行バス、何度乗っても毎回尻が割れそうになる。

 

面倒くさがりやで有名な私こたけ、岐阜での行動計画は全部友人に任せていたのですが、いざ到着すると「2日目はリトルワールド行こうよ」と友人から提案されました。お恥ずかしながら20年生きてきてリトルワールドなんて施設聞いたことなかったので、その時は微妙にテンション下がってしまいました。「某ネズミの国のアトラクションのパクリか?」とか考えてました。

 

ですがせっかく友人が計画してくれたことなので無下にはできまいと思い行ってきた次第なのですが、結論から言うとここが個人的にめちゃくちゃツボだったので今回紹介していきます。

 

www.littleworld.jp

 

 

リトルワールドは愛知の犬山にあり、世界各国の民族『衣食住』文化を実際に体験できるいわば体験型博物館です。このリトルワールド、別名が『野外民族博物館』。これは正直興奮しました。こんな学歴厨ホイホイスターターセットみたいな文字列あります?僕は文化人類学という学問が好きなんですが、まさにその学問を背景に作られたみたいな場所です。

 

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園内には世界の国のゾーンに分かれており現地での実測調査をもとに建てられた伝統的な住居があり、その周りでは各国のグルメが販売され、さらには伝統衣装を300円という破格の値段で着ることができます。 

 

そのどれもが割と本格的で、グルメはかなり凝ったものがありました。僕はアフリカゾーンでワニ・ダチョウ・ラクダの肉を食べました。 ワニの肉は鶏肉の胸肉ともも肉の良いところを合わせたような感じでめっちゃおいしかったし、ラクダの肉は全然噛みきれなくてびっくりしました。ただこれ900円くらいしました。値段はアフリカ仕様ではありません。

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手前からワニ、ラクダ、ダチョウ

 

 

このように普通に楽しめるリトルワールドなんですが、面白さはこれにとどまりませんでした。真面目すぎるが故にシュールな笑いになってしまうような説明文や看板が結構あったんですよね。今回はそんなリトルワールドのマイナーな魅力に迫りたいと思います。

 

まずは北アメリカ・アラスカゾーンです。アラスカの先住民はトーテムポールなどを作っていた民族でした。その住居の説明文がこちら。

 

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これどう思います?最初見たときよくわからなかったんですが、今でも全くわかってません。始祖と祖先の違い、義務教育で習わなかったんだが。僕もガバガバな感じで始祖とか祖先とか設定していこうと思います。

 

続いて家の中にある絵です。

 

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文量に対して情報量がめちゃめちゃ多い。当然のように使われている「稲妻ヘビ」ってマジで何?義務教育で習わなくない?Google検索したんですが稲妻ヘビって単語は一切出ませんでした。

 

こちらは、トーテムポールの説明文です

 

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展開が急。本来の入り口ってなんだよ、本来じゃないほうの入り口を先に出せよ。父親はアシカの尾ごときに捕まるな。カエルでサンドイッチするな。後アラスカはマジでカラスを登場させすぎ。

 

つづいては北アメリカインディアンワールドでの看板です。こちらでは子供向けのインディアンぽいアクティビティが用意されているのですが、その内容がこちら。

 

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ゲームの流れでバッファローを狩るな。条約違反になるぞ。そんな稲刈りみたいなテンションで子供にバッファローを狩らせるな。

 

 

続いては南アフリカゾーンです。ここでは南アフリカの伝統的な家屋が設置されています。その家の床についての説明文がこちら。

 

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「自由に模様を描きながら」に続く文章が「糞を床に塗る」ってどういうこと?この説明文考えた人、相当推敲したんでしょうね。短く収めるためにめちゃめちゃ考え抜いて、ひねり出したのが「自由に模様を描きながらウシの糞を塗る」。

 

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これは展示とは全く関係ない池にいたコイです。すごい密集してて苦しそうでした。もしかしたら人口が増えすぎて身動きが取れない現代人間社会の展示なのかもしれません。知りません。

 

ついてはネパール仏教ゾーンで発見したマニ輪という筒についての説明文。

 

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お経読んだことにするハードルが低すぎる。この筒、普通にウェットティッシュみたいな大きさなので無限に回すことができます。それだけでお経読んだことになるのアドでかすぎない?

 

 

続いてはインドゾーンのお土産やさんからの一枚。

 

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AKB48かよ。人気の神様そんないっぱいいていいのか。いいのかもしれないけどそんな人気の神様のブロマイド発売するなよ。

 

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最後のこれは途中で撮った綺麗な空です。結局世界は全部この綺麗な空で繋がっているっていうことですね。守りたいこの地球。THIS BLOG IS EDUCATIONAL.リトルワールド(野外民族博物館)、最高なんでみなさんも行ってみて下さい

 

 

あと全然関係ないんですが愛知にあったこの弁護士事務所、突然の「西尾さん」謎すぎない?

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