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【東大生と受験英語】洋楽で学ぶ受験英語:Another Day of Sun(from La La Land)(後半)【part1】

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みなさんこんばんは、冬になるにつれ活動時間が制限されられていくこたけです!なんか一気に寒くなりましたね東京。

 

そんなわけで今日は『洋楽で学ぶ受験英語:Another Day of Sun』の後編です。

シリーズについての説明、前半はこちらの記事からどうぞ。

 

 

daigakuseino.hatenadiary.jp

 

 

今回は最初に英語の歌詞を乗っておきます。解説を見る前にまずは自分で何と無く和訳したり情景を思い浮かべてみたりしてみてください。そしてわからなかった部分を記事で確認してくれればと思います...!!

 

I hear 'em ev'ry day
The rhythms in the canyons
That'll never fade away
The ballads in the barrooms
Left by those who came before
They say "you gotta want it more"
So I bang on ev'ry door

And even when the answer's "no"
Or when my money's running low
The dusty mic and neon glow
Are all I need

And someday as I sing my song
A small-town kid'll come along
That'll be the thing to push him on and go go 

 

 

 

 

いかがですか?それでは始めます〜


I hear 'em ev'ry day
The rhythms in the canyons
That'll never fade away

 

和訳:毎日(それらが)聞こえてくる。峡谷のリズム。消えることはないだろう。

 

ポイント:

・1行目の'em = them ですが、このthemは次のrhytmthsを先に受けています。(them=rhytmths)

・never はnot 強い否定語です

 

解釈:2番になり、歌い手は男性主人公の方に移ります。シンガーを目指してやってきた男の話です。

 

その他:rhytmths、母音がないスペルで有名ですね。めちゃ難しい

 

情景:歌い手が、ミュージシャン(プロピアニスト?)になるのを夢見ている男の人になりました。女の人のパートと違い都会に出る前の経緯は書かれていませんが、canyons(渓谷)という語があるのでやはり地方の出身と思われます。


The ballads in the barrooms
Left by those who came before
They say "you gotta want it more"
So I bang on ev'ry door

 

和訳:前に来た人々によって残されていったバーに流れるバラード、それが「もっと強く願わなければ」って語りかけるから、俺はまた全部の扉を叩くんだ。

 

ポイント

・2行目のleftは分詞修飾。~された

・thoseはpeopleと同じ意味。特に関係代名詞whoが使われるときはthoseが使われやすい気が

・gotta=have to です。口語ではgottaのが多いくらい。

・They = the ballads. those who came before ではないのか?という疑問もありそうですが、sayの時制が現在形なので違います。

 

情景;映画本編の中でも、主役の男性はバーなどで演奏してチップをもらうことで生計を立てていました。ただ毎回歓迎されているわけではなさそうです。この歌詞でもbang on every doorとあるように、とにかく全部のバーに行って演奏させてくれと頼んでいる姿が目に浮かびますね。

 

And even when the answer's "no"
Or when my money's running low
The dusty mic and neon glow
Are all I need

 

答えが渋い(ノーの)時やお金がなくなっている時でさえ、埃にまみれたネオンと音楽だけあればいいのさ。

 

ポイント

・run low は直訳すると「低く走る」ですが、runには「(特に悪い/減少していく方向へ)向かっていく」というニュアンスで使われることがあります。大学受験でよく出るのは  run out of ~ :~を使い切る 

・最後は are all what I need の what が省略されていると考えるとわかりやすいかもです。

 

解釈:ここでいうanswerは一個前の歌詞の中にある「バーで弾かせてくれ!」っていうのに対する答えということでしょう。

 

And someday as I sing my song
A small-town kid'll come along
That'll be the thing to push him on and go go 

 

和訳:そしていつか俺の歌を歌いながら小さい町の男の子がやってきてて、彼は歌に押されてどんどん進んでいくんだ。

 

ポイント

・接続詞asは「比例」「時」「理由」「様体」の4つの意味がありますが、未来形と使われるときはほとんどが「時」の意味。(= when)

・that(= my song)を主語にとる無生物主語の文。

 

情景:最後にこの男性が夢見る将来像が描写されています。一番の夢見る女性パートと同じ構図ですね。

 

こんな感じです。この楽曲のいいところは、歌詞それ自体が1つの物語となっていて楽しめるところですね。是非みなさんも一度聞いてみてください!

 

それではでは。