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ぜんぜん知らない『魍魎の匣』の書評をイメージで書く【ネタ】

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どうも、こたけ( @busy_unistu )と申すものでございます。

 

さあやってきました。

 

『ぜんぜん知らない本の書評をイメージで書くシリーズ』の、第2弾!

 

To 初めての方:ぜんぜん知らない本の書評をイメージ書くシリーズとは?

 

・その名前の通り、知らない本の書評をイメージで適当に書くエントリ

・本自体はもちろん、書評も読んだことない

・本のタイトル以外の情報も知らない

 

さて、第2回で不幸にも書評を書かれてしまう本は、こちらです!

 

 

 

倉本なな@ライター ( @0ElectricSheep0 )さん、リプライありがとうございます。

 

『魍魎の匣』

 

...漢字読めね〜〜〜ウケる〜〜〜

 

第2回にして早くも『そもそもタイトルに使われている漢字が読めない』小説、きた〜〜

 

ちな、僕は漢検5級しか持っていません。

 

『魍魎(もうりょう)』はギリ読めました。ただ...ただ...

 

 

 

『匣』⬅︎何これ?人が使う漢字?

 

しかし、こんなところで投げ出すわけにはいきません、必死ににらめっこして、読み方を考えていると...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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カブトガニだ?!?!

 

いきなり「象形文字の成り立ち」みたいな画像出してすみません。

 

しかし、これを思いついた瞬間はまさに雷に打たれた気分でした。

 

この漢字の読み方は、『カブトガニ』。そうに違いない

 

というわけで、「『魍魎の匣(もうりょうのかぶとがに)』の書評をイメージで書く!」

 

※今回は、ななさんに作者の名前も教えてもらっちゃったので、それも活用します!

 

※ここからは全てこたけの妄想です。

  

あらすじ

 

いつものように理科室でハクビシンを捌いてる兜加入(ケン・カンイン)のもとに、若手女刑事の毛蟹(モウ・ケン)から一本の電話が入る。

 

「大変です先生、カブトガニシリアルキラーが現れました...!!」

 

カブトガニ血清工場訪れたケンカンインを待っていたのは、おびただしい数のカブトガニの死体だった。

 

青い血に染まる工場、甲羅が綺麗に剥がされるという不可解な手口...まるで、魍魎に取り憑かれた怨念の呪い。

 

ケンが立ち向かうのは、人間か、カブトガニか、それとも...

 

京極夏彦が送る、待望のカブトガニ×ミステリ小説!

 

 

書評(※重大なネタバレあり)

 

まだかまだかと、心待ちにしていた読者も多いのではないだろうか。

 

それもそのはず、本著は世界で初めてカブトガニの社会問題に切り込んだ、本格ミステリである。

 

なんと作者の京極夏彦氏は、幼少の頃100匹を超えるカブトガニを飼育していたという。

 

さすがは、文学界のムツゴロウと呼ばれただけのことがある。

 

幼少期の経験を活かして書かれた本作は、『カブトガニ×ミステリー』という、全く新しいジャンルの本になっている。

 

 

 

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「だいたいの虫は、この網で捕まえてやりましたよ」と京極氏

 

 


見所はやはり、名探偵ケンカンインの見事な推理であろう。

 

「違う、これはカブトガニの血じゃない。水で伸ばした青い絵の具だ。」

 

このシーンなどは、普通の人間には到底不可能な推理であろう。多くの読者が、その慧眼を湛えたに違いない。

 

また、助手のモウケンも、サポートとして物語に良い味を出している。

 

「先生、疲れてるんでしょ。わかりますよ。顔がカブトガニみたいになってるから。」

 

 ここは、二人の親密な関係性を表す、ハートフルな一節である。

 

寡黙で孤独、趣味は理科室でのハクビシンさばきというケンカンインを、裏でサポートし続けていたモウケンだからこその一言だ。

  

ただ、彼の他の作品に比べ、ミステリーの部分が弱かったのはいただけない。

 

犯人は、工場に務める倉本という前科のある若い男だった。

 

しかしながら、従業員が倉本と非力な80歳のお婆ちゃんの2人だけなので、「明らかに倉本が犯人だろ」という展開が簡単によめてしまう。

 

あと、主要キャラクター二人の名前に「ケン」を被せた意味がわからない。シンプルに読みにくい。

 

総じて、「非常に画期的でありながらまだまだ改善の余地のある作品」という印象だ。

 

京極氏の今後の挑戦に、大いに期待したいと思う。

 

 

終わりです。

 

はい、どうでしょうか。かすっていますか....?ギリギリ蟹くらいは出てきますか...?

 

どうなんですか、コトリ先生...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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間違い無い。以上こたけ。 

 

※僕が知らなそうな本をコメントないしでツイッターで教えてください。どなたからでもお待ちしております。

 

いつもスターありがとうございます!ツイッターでも絡んでくれると嬉しいです。 

 

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