ぜんぜん知らない『魍魎の匣』の書評をイメージで書く【ネタ】
どうも、こたけ( @busy_unistu )と申すものでございます。
さあやってきました。
『ぜんぜん知らない本の書評をイメージで書くシリーズ』の、第2弾!
To 初めての方:ぜんぜん知らない本の書評をイメージ書くシリーズとは?
・その名前の通り、知らない本の書評をイメージで適当に書くエントリ
・本自体はもちろん、書評も読んだことない
・本のタイトル以外の情報も知らない
さて、第2回で不幸にも書評を書かれてしまう本は、こちらです!
フォロバありがとうございます!
— 倉本なな@ライター (@0ElectricSheep0) 2019年5月25日
ブログ記事いくつか読ませていただきましたが、個人的にあの記事の書き方が一番グッときました(*´ω`*)
オススメの本……そうですね、京極夏彦の『魍魎の匣』をもし未読ならお願いします!笑
倉本なな@ライター ( @0ElectricSheep0 )さん、リプライありがとうございます。
『魍魎の匣』
...漢字読めね〜〜〜ウケる〜〜〜
第2回にして早くも『そもそもタイトルに使われている漢字が読めない』小説、きた〜〜
ちな、僕は漢検5級しか持っていません。
『魍魎(もうりょう)』はギリ読めました。ただ...ただ...
『匣』⬅︎何これ?人が使う漢字?
しかし、こんなところで投げ出すわけにはいきません、必死ににらめっこして、読み方を考えていると...
カブトガニだ?!?!
いきなり「象形文字の成り立ち」みたいな画像出してすみません。
しかし、これを思いついた瞬間はまさに雷に打たれた気分でした。
この漢字の読み方は、『カブトガニ』。そうに違いない
というわけで、「『魍魎の匣(もうりょうのかぶとがに)』の書評をイメージで書く!」
※今回は、ななさんに作者の名前も教えてもらっちゃったので、それも活用します!
※ここからは全てこたけの妄想です。
あらすじ
いつものように理科室でハクビシンを捌いてる兜加入(ケン・カンイン)のもとに、若手女刑事の毛蟹(モウ・ケン)から一本の電話が入る。
「大変です先生、カブトガニシリアルキラーが現れました...!!」
カブトガニ血清工場訪れたケンカンインを待っていたのは、おびただしい数のカブトガニの死体だった。
青い血に染まる工場、甲羅が綺麗に剥がされるという不可解な手口...まるで、魍魎に取り憑かれた怨念の呪い。
ケンが立ち向かうのは、人間か、カブトガニか、それとも...
京極夏彦が送る、待望のカブトガニ×ミステリ小説!
書評(※重大なネタバレあり)
まだかまだかと、心待ちにしていた読者も多いのではないだろうか。
それもそのはず、本著は世界で初めてカブトガニの社会問題に切り込んだ、本格ミステリである。
なんと作者の京極夏彦氏は、幼少の頃100匹を超えるカブトガニを飼育していたという。
さすがは、文学界のムツゴロウと呼ばれただけのことがある。
幼少期の経験を活かして書かれた本作は、『カブトガニ×ミステリー』という、全く新しいジャンルの本になっている。
見所はやはり、名探偵ケンカンインの見事な推理であろう。
「違う、これはカブトガニの血じゃない。水で伸ばした青い絵の具だ。」
このシーンなどは、普通の人間には到底不可能な推理であろう。多くの読者が、その慧眼を湛えたに違いない。
また、助手のモウケンも、サポートとして物語に良い味を出している。
「先生、疲れてるんでしょ。わかりますよ。顔がカブトガニみたいになってるから。」
ここは、二人の親密な関係性を表す、ハートフルな一節である。
寡黙で孤独、趣味は理科室でのハクビシンさばきというケンカンインを、裏でサポートし続けていたモウケンだからこその一言だ。
ただ、彼の他の作品に比べ、ミステリーの部分が弱かったのはいただけない。
犯人は、工場に務める倉本という前科のある若い男だった。
しかしながら、従業員が倉本と非力な80歳のお婆ちゃんの2人だけなので、「明らかに倉本が犯人だろ」という展開が簡単によめてしまう。
あと、主要キャラクター二人の名前に「ケン」を被せた意味がわからない。シンプルに読みにくい。
総じて、「非常に画期的でありながらまだまだ改善の余地のある作品」という印象だ。
京極氏の今後の挑戦に、大いに期待したいと思う。
終わりです。
はい、どうでしょうか。かすっていますか....?ギリギリ蟹くらいは出てきますか...?
どうなんですか、コトリ先生...?
間違い無い。以上こたけ。
※僕が知らなそうな本をコメントないしでツイッターで教えてください。どなたからでもお待ちしております。
いつもスターありがとうございます!ツイッターでも絡んでくれると嬉しいです。
※他にもこういう雑記事を書いています。暇つぶしにどうぞ。→カテゴリ:ネタ